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マイナビ保護者サポート編集部
お子さまのキャリア・就職支援のサポートにつながる情報を発信。 キャリア系有資格者の知見をベースに、信頼できる情報源や保護者の現状をもとに記事を制作しています。

来春卒業の子どもが秋になっても就職活動をしています。もしや就職活動がうまくいっていないのでしょうか。保護者として何かできることはありますか?

ご心配とは思いますが、夏以降も就職活動を継続する学生は珍しくありません。活動を続けている理由を決めつけずに話を聞き、家庭では安心して過ごせるよう見守りましょう。本人が悩んでいる場合は、就職情報サイトや就活エージェントなど第三者への相談を提案する方法もあります。
夏以降も就職活動を続ける学生には、まだ内々定を得ていない人だけではなく、納得のいく就職先を探したり公務員から民間企業に就職先を切り替えたりするなど、理由はさまざまです。実際のところ秋以降も採用活動を続ける企業はあり、新たな企業と出会える機会も残されています。
一方、「努力しているのに結果につながらない」「まだ就職先が決まっていない」といった悩みを抱える学生もいます。
本記事では、4年生・修士2年生の就職活動の実態と就職活動生が抱える悩みについて解説し、保護者はどのように寄り添えばよいのかを紹介します。
就職先が決まらない子どもの悩みとは?就活生の心境を解説
就職活動のスケジュールは以下のとおりです。これを踏まえ、就職活動中の学生が抱える不安や悩みを見ていきましょう。
- 3月1日以降:広報活動開始(エントリー開始)
- 6月1日以降:採用選考開始
- 10月1日以降:正式な内定日
就職活動を始める時期、続ける期間は学生次第です。そうしたなかで、「まだ内定がない」「納得のいく就職先が決まらない」と悩む学生も少なくありません。
具体的な就職活動のスケジュールについては「2027年卒 就活スケジュールと進め方」をご覧ください。
なお、採用スケジュールは企業によってさまざまです。マイナビのコンテンツである「みんなのギモンに企業が回答!」のなかで、採用担当者が現時点の募集状況やスケジュールを記載しています。
就活生が抱える不安と悩み
「2026年卒 大学生キャリア意向調査8月」では、就職活動を表す漢字一文字の1位は「苦」でした。理由として「自分を否定されるような気持ちになった」「内定先に納得できず苦しい思いをした」など、精神面で苦悩した声が見られます。一方、2位は「楽」が挙がっており、就職活動の受け止め方は学生によって異なることもうかがえます。
参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2026年卒 大学生キャリア意向調査8月」
「2027年卒 大学生キャリア意向調査5月」を見ると、内々定の有無にかかわらず6割以上が就職活動に不安を感じていました。不安の種類はさまざまですが、なかでも内々定がない学生は内々定獲得や選考への不安、内々定がある学生は就職先選びへの不安を抱える傾向にあるようです。

参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2027年卒 大学生キャリア意向調査5月」
終わらない就職活動・決まらない就職先が生む悩み
就職活動を継続する学生の悩みとして主に以下が挙げられます。
- 対面の面接でうまく話せるか
- 志望企業から内々定をもらえるかどうか
- 就職した後、きちんと務まるかどうか
- 保護者からのプレッシャー
マイナビの調査を見ると、「選考」関連の悩みだけでなく不安要素はさまざまです。

参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2027年卒 大学生キャリア意向調査6月」
マイナビの調査から、学生は就職活動を続けるなかで多くの不安を抱えていることがわかり、精神的な負担が生じるケースは見逃せません。就職活動が長引くことで、気持ちが落ち込んだり、自信を失ったりしてしまう学生もいます。普段と異なる様子が続くときは、就職活動について問い詰めるのではなく、お子さまの思いや悩みに耳を傾けましょう。
一方、内々定を得ていても、その企業への入社を決めてよいか迷う学生もいます。納得できる就職先かどうか、お子さま自身で見極められるように、相談された際は本人が何を大切にしたいのかを聞きましょう。
就職先を比較・検討する際は、「企業の納得度チェッカー」のような診断コンテンツも参考になります。
就職活動が長引く背景
選考に受からない・就職先を絞りきれない理由として以下が挙げられます。
- 自己分析や業界・企業研究を見直す必要がある
- 選考対策(エントリーシート、筆記、面接)に改善の余地がある
- 不採用の理由を振り返ることができていない
- 就職活動の軸が定まっていない
- 入社後の働くイメージができていない
就職活動が長引く背景には、準備や選考対策の不足だけでなく、活動を通して価値観や志望先が変化することもあります。「2027年卒 内定者意識調査」では、「第一志望ではない企業への入社を決めた理由」に「就活を進めるうちに第一志望に変わった」との回答がありました。就職活動中に価値観が変化し、当初設定した企業選びの基準に迷いが生じることもあります。
参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2027年卒 内定者意識調査」
また、入社後、実際に自分が働いているイメージができていないことも理由の一つではないでしょうか。マイナビの調査によると、「社会に出て働くイメージ」を持っていない学生は26.0%で、そのうち79.7%が社会に出ることへの不安を感じていました。働く姿を具体的にイメージできないことが、社会に出ることへの不安や、就職先選びの迷いにつながる場合もあるでしょう。

参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2026年卒 大学生キャリア意向調査8月」
4年生後半の就職活動の実態と採用動向
秋以降も企業の新卒採用は続くので、新たな企業と出会い、選考に進む機会は残されています。新卒採用が続く背景と、活動を続ける学生の実態を見ていきましょう。
企業が新卒採用を続ける理由
以下の理由から、新卒採用を続ける企業があります。
- 本選考(一次募集)で採用人数に満たなかった
- 内定辞退者の補充
- 戦略的な秋・冬募集のため
「2026年卒企業新卒内定状況調査」から、新卒採用を続ける理由として「内定者数の不足(70.9%)」「内々定辞退者の補充(13.9%)」という事情が見えてきます。一方、「よい人材がいたら追加採用したいから(33.8%)」「通年採用(18.5%)」という回答もあり、一定数の企業は、採用人数の不足を補うだけでなく、追加採用や通年採用の一環として活動を続けています。
参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2026年卒企業新卒内定状況調査」
「2027年卒 企業新卒採用活動調査」を見ると、6月時点の採用充足率は42.5%でした。また、54.8%の企業が、夏以降に追加の選考機会を設けることを検討しています。


参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2027年卒 企業新卒採用活動調査」
なお、秋以降は、公務員・大学院試験から進路を変更した学生、海外留学から帰国した学生などを募集対象とする企業もあります。このように、さまざまな学生層を対象とした募集に加え、企業ごとに採用スケジュールや採用方針も異なるため、秋から冬にかけても新卒採用は継続しています。
データで見る4年生の就職活動の実態
マイナビの調査から、7月末時点の内々定保有率は83.7%であり、そのうち30.9%が就職活動を続けています。納得のいく内定獲得のために、内々定を持っていても就職先が決まっていない学生は珍しくありません。

参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2027年卒 大学生キャリア意向調査7月」
就職活動を見直すために活用できるサービス
選考対策や応募先探しに悩んでいる場合は、就職情報サイトや就活エージェントなど、第三者の支援を活用する方法もあります。ここでは、選択肢の一つとして学生向けの就職情報サイト「マイナビ2027」と、就職活動中の学生向けの就職エージェントサービス「マイナビ新卒紹介」の特徴と活用方法を紹介します。
「マイナビ2027」と「マイナビ新卒紹介」の違い
マイナビ2027は、企業情報や就職活動支援コンテンツを活用しながら、自分のペースで企業研究や応募先探しを進めることができます。
一方、マイナビ新卒紹介は、一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーが付き、企業紹介や選考対策をサポートしてくれることが大きな違いです。初めに個別面談をし、就職活動の悩み相談や自己分析のサポート、就職活動の進め方の整理をした上で、希望や適性を踏まえた企業紹介を受けられるため、自分に合った応募先を見つけるのに役立ちます。特に秋以降は選考から内定まで比較的短期間で進むこともあるので、選考対策に集中できる環境を整えることは重要です。
必要に応じて使い分けたり、併用したりすることで、企業探しや選考対策を進めやすくなるでしょう。以下、それぞれの特徴です。
<マイナビ2027の特徴>
- 自分のペースで自主的に進められる
- 多数の掲載情報から企業を探して比較・検討できる
- 時期ごとに開催される全国規模のイベントで企業と直接出会える
- 日程調整など企業とのやりとりは自分でおこなう
- 選考対策コンテンツが充実している
<マイナビ新卒紹介の特徴>
- キャリアアドバイザーと相談しながら進められる
- キャリアアドバイザーとの面談をもとに企業を紹介してもらえる
- 「非公開求人」や「マイナビ新卒紹介限定求人」「特別選考ルート」の案内を受けられる場合がある(※時期・希望エリアによって異なる場合があります。)
- 日程調整など企業とのやりとりはキャリアアドバイザーが調整
- 採用担当者目線で、企業ごとにエントリーシート添削などの実践的な選考対策のほか、内定後も支援を受けられる
マイナビ2027の活用
マイナビ2027の企業検索では、「内々定まで最短2週間の企業」「採用予定人数公開中の企業」などの条件で採用継続中の企業を探すことが可能です。
また、開催時期はイベントによって異なりますが、全国各地で合同の企業説明会が開催されます。WEB形式もあるので、活動継続中のお子さまに検索機能やイベントがあることを伝えるのも一つの手段です。
マイナビの調査で、やりたい仕事が見つかったのは「就職活動中(47.7%)」との結果があるように、就職活動を通じて価値観が変化した結果、当初の志望企業とミスマッチを起こしているかもしれません。お子さまから相談された際は、現在の興味や希望条件を整理し、企業選びで何を大切にしたいのかをあらためて考えるよう促してみてもよいでしょう。

参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2025年卒 学生就職モニター調査 8月の活動状況」
マイナビ2027の就活支援には基礎から選考対策まで幅広いコンテンツが揃っています。なかには「お願い!他己分析」のように第三者が協力できるコンテンツがあるので、保護者もお子さまをサポートできます。
マイナビ新卒紹介の活用
「マイナビ新卒紹介」は、無料でキャリアアドバイザーに相談でき、業界や企業への理解を深めながら就職活動を進められます。「2025年卒大学生活動実態調査 (6月15日)」から、未内々定者の悩みは「面接を通過できない」が最多(41.5%)で、「フィードバックが得られず改善しようがない」という声がありました。その点、マイナビ新卒紹介では、キャリアアドバイザーを通じて選考のフィードバックを得られる機会があるため、改善点が見えやすくなります。(※フィードバックの提供は、企業によって異なります。)
参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「2025年卒大学生活動実態調査 (6月15日)」
利用者からは「悩み事が多い自分に合わせて対応してくださり心強かった」という声も寄せられています。もしお子さまが一人で悩んでいるようでしたら、相談先の一つとしてマイナビ新卒紹介を伝えてみてもよいでしょう。
参考・引用:マイナビ新卒紹介「利用者の声」
以下の記事では就活エージェントについて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。
- マイナビ新卒紹介「新卒の就活エージェントとは?何をしてくれるのかについて解説」を読む
就職活動がうまくいかない子どもにどう関わる?保護者の寄り添い方を解説
保護者の関わり方として、お子さまにストレスを与えず、精神的なよりどころになることが大切です。そのためのポイントを見ていきましょう。
子どもにストレスを与えない接し方
就職活動中のお子さまを支える際は、他者との比較、価値観の押し付け、過度な干渉に注意が必要です。周囲の状況と比べたり、保護者の考えを一方的にすすめたり、必要以上に進捗を確認したりすることは、お子さまの焦りやプレッシャーにつながります。お子さまの話をまずは受け止め、聞き役に徹しましょう。また、結果だけでなく就職活動に取り組む過程を認め、頭ごなしに否定しない姿勢を心がけることが大切です。
マイナビの調査から、お子さまは保護者からの過度な干渉や否定は望まない一方、聞き役として気持ちを吐き出す相手にはなってほしいことが伝わってきます。就職活動について繰り返し尋ねるのではなく日常的な会話を続けながら、お子さま自身のペースや自主性を尊重して見守りましょう。

参考・引用:マイナビキャリアリサーチLab「就職活動時期の親子に生まれる3つのズレとは?就活生と保護者の理想の関係性を考える~2026年卒新卒採用・就職活動の展望~」
保護者が子どもにできるサポート3選
- 金銭面の援助
- メンタル面のケア
- 子どもが安心できる環境づくり
交通費などの負担に悩む学生もいるので、金銭面や生活面の支援があると就職活動に集中できます。また、ストレスをためないようにメンタル面に気を配るなど、お子さまにとって気の休まる日常生活を整えてあげましょう。
以下の記事では、お子さまへの具体的な寄り添い方を紹介しているので参考にしてみてください。
まとめ
秋以降も新卒採用を続ける企業はあり、夏を過ぎても就職活動を続ける学生は珍しくありません。活動が長引いているからといって、すぐに「うまくいっていない」と決めつける必要はないでしょう。
ただし、就職活動中はさまざまな悩みが出るので、活動に専念できるようにお子さまのメンタル面のケアを中心にサポートしましょう。一方で選考対策の悩みは、マイナビ2027やマイナビ新卒紹介を活用するのも一つです。保護者は家庭というお子さまにとって安心できる場所で普段の生活を支える役割を担い、選考面は就職情報サイトや就活エージェントなどのサービスを活用してみてはいかがでしょうか。
マイナビ保護者サポートでは、お子さまのキャリア・就職活動をサポートする保護者の皆さまに有益な情報を提供しています。マイナビと併せてぜひご活用ください。






