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マイナビ保護者サポート編集部
お子さまのキャリア・就職支援のサポートにつながる情報を発信。 キャリア系有資格者の知見をベースに、信頼できる情報源や保護者の現状をもとに記事を制作しています。

就職活動でAIを使うことについて、保護者はどのようにサポートすればよいのでしょうか?

AIは、企業研究やエントリーシートの作成・見直し、面接対策などに活用されています。保護者は、お子さまがどのようにAIを活用しているのかを知り、相談されたときに一緒に考えることが大切です。
AIは便利な一方で、回答に誤った情報が含まれる可能性もあります。この記事では、就職活動でのAIの活用方法や注意点、保護者がお子さまに寄り添う際のポイントについて解説します。
就職活動でのAI活用とは
生成AIなどのAIツールは、就職活動のさまざまな場面で活用されています。「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月」では、就職活動でAIを利用したことがある学生は84.9%でした。利用方法でもっとも多かったのは「エントリーシートの推敲 」の71.8%で、次いで「面接対策」が56.2%、「エントリーシートの作成」が55.0%となっています。AIは文章の作成・見直しにとどまらず、面接の準備などにも広がっています。
具体的には、次のような使い方があります。
- 業界や企業、職種について調べる
- 自己分析し、自分の経験や強みを整理する
- エントリーシートを作成したり、文章を整えたりする
- 面接で聞かれそうな質問を考える
- AIに面接官役を依頼して模擬面接をする
- 就職活動の進め方や悩みを相談する
お子さまは、応募先の選択や就職活動をAI任せにしているわけではありません。AIはあくまで、情報を整理したり、考えを言葉にしたりする作業を助ける「補助ツール」として利用されています。
AIの回答が正しいとは限らない
AIは短時間で多くの情報を整理できる一方、事実とは異なる内容を、もっともらしく回答することがあります。このように、AIが誤った情報を生成することは「ハルシネーション」と呼ばれています。
「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査(1月)」では、生成AIを使って業種・職種・企業情報を収集した経験がある学生は65.5%でした。そのうち、68.2%が、出力内容に「誤情報が混ざっていたことがある」と回答し、21.7%が「真偽を確認していないのでわからない」と回答しました。
企業の事業内容や募集職種、勤務地、給与、福利厚生、応募条件などは、AIの回答だけで判断せず、企業の公式サイトや採用ページ、募集要項などで最新の情報を確認することが大切です。
企業情報を調べる際は、企業検索やインターンシップ&キャリア情報などを掲載している「マイナビ2028」も活用できます。
エントリーシートは「自分の言葉」にする
AIは自分の経験を整理したり、文章を読みやすく整えたりするためにも活用できます。文章を書くことに苦手意識があるお子さまにとっては、自分の考えを言葉にするきっかけになるでしょう。 一方で、AIが作成した文章をほぼそのまま使用すると、本人が普段使わない言葉や、実際の経験とは異なる内容が含まれてしまう可能性があります。文章としては整っていても、お子さま自身の考えや人柄が伝わりにくくなることも考えられます。
また、面接ではエントリーシートの内容について詳しく聞かれることがあります。AIが作った文章を自分の言葉で説明できなければ、質問に十分に答えられないかもしれません。 AIに文章の完成を任せるのではなく、考えを整理するきっかけとして使い、最後は自分の経験や考えに沿った内容に整えることが大切です。
エントリーシートの基本や、自己PR・志望動機などの書き方は、例文を交えて紹介している「エントリーシート(ES)の書き方と例文」も参考になります。
AI時代だからこそ「リアルな情報」も大切
AIは公開されている情報を収集・整理することには役立ちますが、「社員はどのような人たちか」「職場にはどのような雰囲気があるか」「お子さま自身に合う会社か」といったことは、会社説明会や社員との交流などで得られる情報も参考になります。
「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査(1月)」では、学生が「生成AIでは調べきれない」と考えている情報の上位に、「社員の人柄」「自分に合っているか」「社風」「選考で重視されるポイント」「職場環境」などが挙がりました。同調査では、リアルな場で得られる情報の重要性が「増している」と回答した学生は41.3%で、「やや増している」と合わせると7割以上となっています。
AIで下調べをしたうえで、会社説明会やインターンシップ&キャリア、社員との交流を通じて得られる情報にも目を向けることが大切です。
業界や仕事への理解を深める際は、業界ごとの働き方を比較できる「業界別で見る働き方データ」や、業界・職種の特徴を紹介する「業界研究・職種研究 徹底ガイド」も活用できます。
就職活動でAIを活用する子どもとの関わり方
AIをどのように活用しているかを知る
保護者世代にとって、AIを使ってエントリーシートを作成したり、就職活動の悩みを相談したりすることは、なじみが薄いかもしれません。「AIに頼ると、自分で考えなくなるのでは」と不安を感じることもあるでしょう。
しかし、AIは学生にとって、情報を整理したり、考えを言葉にしたりするための身近なツールになりつつあります。AIを使っていることだけで判断せず、お子さまがどのような目的で活用しているのかを知ることから始めてみましょう。
相談されたときに一緒に考える
お子さまからAIが作った文章について相談されたときは、細かな表現を直すよりも、本人の経験や気持ちが反映されているかという視点で、一緒に考えてみましょう。保護者が代わりに文章や答えを作るのではなく、お子さま自身が考えを整理できるよう寄り添うことが大切です。
企業選びについて相談された場合も、保護者が企業を評価するのではなく、お子さまの考えを受け止めましょう。会社説明会やインターンシップ&キャリアなどで感じたことを振り返ることは、社員の人柄や職場の雰囲気、企業との相性を考えるきっかけになります。
最終的な判断を見守る
AIは学生にとって気軽に相談できる存在である一方、AIが示す選択肢がお子さまにとって最適だとは限りません。 「マイナビ 2027年卒 大学生キャリア意向調査4月」では、AIの回答を「判断材料の一つとして考慮する」と回答した学生が68.7%で、もっとも多くなりました。一方、「AIの提案をほぼそのまま自分の判断として利用する・行動する」は2.9%でした。多くの学生は、すべての判断をAIに任せるのではなく、参考情報の一つとして利用しているようです。
保護者の意見も、複数ある判断材料の一つです。「安定していそうだから」「名前を知っている会社だから」といった保護者の価値観を優先するのではなく、お子さまが何を大切にしているのかを尊重しましょう。 必要なときに一緒に考えながら、最終的な選択は本人に委ねることが、納得できる進路選択につながります。
まとめ
生成AIなどのAIツールは、企業研究や自己分析、エントリーシートの作成・見直し、面接対策など、就職活動のさまざまな場面で活用されています。
AIは就職活動を効率よく進めるうえで役立ちますが、回答には誤った情報が含まれることがあります。また、社員の人柄や社風、その企業がお子さまに合っているかといったことは、AIの回答だけではわかりにくいものです。
保護者はAIを使うかどうかだけに注目するのではなく、お子さまの経験や考えを尊重することが大切です。お子さまがAIと上手に付き合いながら、納得できる進路を選べるよう見守りましょう。
マイナビ保護者サポートでは、お子さまのキャリア・就職活動を応援する保護者の皆さまに有益な情報を提供しています。マイナビと併せてぜひご活用ください。
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